公共交通機関の利用促進に向け、愛媛県東温市は24日、同市田窪の中央公民館で「交通まちづくりワークショップ」を開き、市内の親子ら16人が約17畳ある大型地図「ガリバーマップ」を使い、日常の移動手段や環境問題を考えた。
 市によると、ガリバーマップを使ったワークショップは県内では初めて。
 参加者は、自宅やよく行く店の位置などを確認し、行き先ごとの移動手段を把握するため、自転車は緑、自動車は赤、電車やバスなどは青のブロックに見立てそれぞれマップに置き、自動車を公共交通機関や徒歩・自転車に置き換えられないかを検討した。
 講師を務めた愛媛大大学院理工学研究科の松村暢彦教授は「自動車は非常に多くの二酸化炭素を排出する。交通手段を見直すきっかけになれば」と期待した。