年々頭数が減っている日本在来馬を知ってもらおうと、「北海道和種(ドサンコ)」を連れ、在来馬産地を巡る日本縦断の旅をしている男性がいる。北海道大獣医学部6年山川晃平さん(24)=札幌市。11日に愛媛入りし、今治市に野間馬を訪ね、松山市では愛媛大馬術部と交流した。2月の沖縄到着を目指している。
 山川さんは北大馬術部に所属し、馬との旅を構想中、在来馬が8種しか残っていないのを知った。「古来の馬を残すにはまずは知ってもらうこと」と一念発起し、去勢した雄のドサンコ2頭(いずれも15歳)を計40万円で購入。「ゆっきー」(体高138センチ)「みっちー」(135センチ)と名付けた。