昨夏、広島市で74人が犠牲になるなど土砂災害への備えが急がれる中、愛媛県職員OBらでつくる県砂防ボランティア協会の会員50人が16日、土砂災害危険箇所24カ所をパトロールし、土砂崩れの前兆がないか日ごろから注意を払うよう住民に呼び掛けた。
 協会が年2回実施。人家が多い場所や、近くに老人ホームや幼稚園などがある場所に重点を置いた。
 松山市高岡町では会員6人が住民と一緒に民家の裏山を巡り、危険な岩の有無や道路の擁壁のひび割れの状態をチェックした。