土砂災害の危険性が高まる梅雨を前に、愛媛県松山市などは1日、崖崩れなどの恐れがある市内の土砂災害危険箇所2カ所をパトロール、住民らに前兆現象を説明し日ごろの備えを呼び掛けた。
6月の土砂災害防止月間に合わせて実施した。市や県の担当者が参加し、同市窪野町では約15人が、高さ5メートル以上で傾斜約50度の崖周辺を点検。近隣住民約10人が立ち会った。
担当者は落石や地響きなどの異常に気付いた時の早めの避難を要請。「自分の住む地域にどんな危険があるか把握し、避難経路や場所を確認することが大切」と、防災マップの活用などを促した。