国道九四フェリー(大分市)は17日、愛媛県伊方町の三崎港と大分市の佐賀関港を結ぶ航路に新造船「遊なぎ」(998トン)を就航する。就航を前に両港で15日、見学会があり、関係者らが真新しい船内を見て回った。
 遊なぎは、1993年就航の「ニュー豊予2」(699トン)の代替船として建造。全長約78.5メートル、幅13.4メートルで、旅客定員は292人。大型化により、乗用車換算で51台の車両を積載できる。
 船体の横揺れを防止する「フィンスタビライザー」を装備。展望席(15人)や個室(6人)を配置した。70分の船旅を楽しめるようスマートフォンを利用した公式アプリ「おもしろ船旅」も新たに導入した。建造費は約17億円。