四電習熟訓練8日確認 規制庁、現地で立ち会い
原子力規制庁は3日、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)での重大事故を想定した総合訓練について、再々実施を求めない方針を示した。一方で、四電が8日に予定する自主的な訓練を現地確認するとした。
規制庁によると「基本的に再稼働時期への影響はない」という。四電は8月中旬にも伊方3号機を再稼働する見通しを示している。
規制庁が8日に確認するのは、四電が7月28日から行っている習熟訓練。法律に基づく保安検査として職員が立ち会った7月の2回の訓練と異なり、違反の判定を行わない保安調査として確認する。
3日に東京であった原子力規制委員会の定例会合では、規制庁の職員が7月19日に行われた再訓練について、立ち会った伊方原子力規制事務所から「再々訓練が必要となる指摘はなかった」との報告があったとした。