四国アイランドリーグplus(IL)の10周年記念式典が13日、高松市内のホテルで行われた。鍵山誠最高経営責任者は、来季に向けたリーグ新構想のプレゼンテーションを行い、6月から2カ月間、選抜チームで米国遠征を試みる計画などを発表した。
 式典にはOB選手やチーム、行政関係者ら約400人が参加。鍵山最高経営責任者は、来季の全球団の単年度黒字の実現を目指すことや、米国遠征によって選手強化を図り、試合スケジュールが変更されることなどを説明した。
 スポーツジャーナリストの二宮清純氏(54)=愛媛県八幡浜市出身=はトークショーで「四国ILが活発になれば子どもたちの見本となり、ひいてはNPB(日本野球機構)の発展につながる」など存在意義を訴えた。
 式典では、事前投票で決定した歴代ベストナインを発表。2010年に最多本塁打、最多打点の2冠を獲得し、外野手で選出された元愛媛MPの西村悟さん(31)は「大変光栄です」とあいさつし「先日は助っ人を頼まれた草野球で4打席連続本塁打を放ちました」と近況を報告した。