四国電力の電気料金関連システムの不具合で過大請求などが発生した問題で、佐伯勇人社長は28日、高松市での定例会見で「あってはならない事態が生じてしまい、深くおわびする」と陳謝した。
 佐伯社長は、顧客の信頼が揺らいだとして「業務処理体制の抜本的な改善に向け全社を挙げて対応する」と説明。正しく請求できているか確認するため、4月分以降の電気使用量や請求額、支払日などを一覧整理し、通帳などと照合できる書類を全世帯に送付する方針を示した。
 誤った請求は現時点で175件(県内63件)判明し、過大請求は最大3万9665円に上っている。口座振替などの請求手続きが最長3週間程度遅れる影響も出ている。