歴史的建造物や伝統文化を一体的に認定し、地域活性化を図る「日本遺産」のフォーラムが29日、東京・上野の東京国立博物館であり、「四国遍路-回遊型巡礼路と独自の巡礼文化」(四国4県)など18件の代表者に認定証を交付した。
 交付式で下村博文文部科学相は2020年の東京オリンピックに触れ「多くの外国人旅行者が訪れる。(認定)第1号としてモデルとなるよう戦略的な発信を」と呼び掛けた。「四国遍路―」代表として認定証を受け取った愛媛県の加藤龍彦参与は「世界遺産登録に向けた活動などを展開していく上で大きな起爆剤となる」と期待した。