音楽や郷土芸能で国際交流を行うアマチュア団体に助成している三井住友海上文化財団(東京)は13日、和田重次郎顕彰会(松山市)に50万円を贈った。
 重次郎は松山市出身の冒険家で、米アラスカ開拓の先駆者。顕彰会は5月1日に現地で、重次郎を描いたミュージカルを上演し、日本の文化も紹介する。
 同市勝山町2丁目の三井住友海上火災保険愛媛支店であった贈呈式では、財団の花田幹雄常務理事(56)が目録を手渡し、「重次郎の活動が再認識されることは両国にとって意義深い。文化的、教育的交流を深めることを期待している」と激励。顕彰会の土居貴美理事長(74)は「多くの人の善意が集まってアラスカで公演ができる。日本人の心や文化を伝えてきたい」と感謝を述べた。