名刺の裏は優待券 松野町職員が観光PR
どうも、私「ユウタイケン」という者です―。愛媛県松野町は2015年度、職員の名刺のデザインを刷新した。スタイリッシュな表面に加え、裏面は町内の観光施設で使える優待券になっており、お得感あふれる名刺に生まれ変わった。
町制60周年を記念して「全職員が営業マンという気持ちを持ち、松野をPRしていこう」と企画。12年に東京から松野町にIターンしたデザイナーでイラストレーターの市毛友一郎さん(41)に「見やすく、印象に残りやすい」デザインを依頼した。
裏面には市毛さんが町内観光スポットを描いたポストカード計5種類のイラストを使用。おさかな館のペンギンや、伝統芸能「五ツ鹿踊り」の鹿が滑床渓谷で遊ぶ様子が表現されている。
優待内容は、JR松丸駅のぽっぽ温泉入浴料が100円引き、おさかな館の入館料が1割引き、森の国ホテルでは宿泊時のウエルカムドリンクがサービスされる。