吉田の海山の幸を堪能 宇和島・産業まつり
愛媛県宇和島市吉田地域の海や山の幸を集めた産業まつり「きなはいや吉田三万石」が19日、同市吉田町東小路の吉田公民館周辺であり、多くの家族連れでにぎわった。
吉田三間商工会などが温州ミカンの収穫時期に特産品をPRしようと約30年前から毎年開催。地元の喜佐方小児童による「遠見太鼓」で開幕した。タチウオを竹に巻いて焼く「太刀巻き」の実演販売や、養殖ハマチなどをいけすで釣るゲームコーナー、喫茶など昨年を上回る約60店が軒を連ねた。
みかんジュースが出る蛇口コーナーには親子連れの行列ができた。極早生(わせ)ミカン約1200個で作った「みかん御殿」も登場、来場者に振る舞われた。奥南小2年戸政美来さん(8)は「家族で分けて食べたミカンが甘くておいしかった」と笑みを浮かべた。