反原発の市民団体などでつくる「原子力民間規制委員会・いかた」が17日、愛媛県松山市で発足した。民間規制委の発足は東京都、九州電力川内原発の立地する鹿児島県に続き3例目。
 物理学者で元名城大教授の槌田敦氏が顧問を務め、会員約20人で発足。「原発事故の再発防止」を目的とし、四国電力に対して伊方原発3号機の再稼働に関する規制勧告を行う。
 17日あった松山市での発足会には約10人が出席し、勧告書を作成。槌田氏が「福島原発事故の根本的な原因は人為的ミスと欠陥装置の使用」と分析するとともに「加圧水型原発の欠陥点」も解説した。