南極どんな生活? 学生と昭和基地隊員が中継交流
南極の昭和基地で観測活動をしている隊員と、衛星回線とインターネット回線を使ったテレビ電話で交流する「南極教室」が22日、愛媛県松山市空港通5丁目の済美平成中等教育学校で開かれ、1~6年生約780人が極地の自然や隊員の活動の様子を学んだ。
南極を身近に感じ、地球環境の大切さを実感してもらおうと国立極地研究所が全国で開催。同校卒業生の藤原亮さん(24)=東京大大学院2年=が2014年11月から今年3月まで第56次観測隊夏隊に参加したことが縁で実現した。
藤原さんが司会を務めた教室では、昭和基地のライブ映像がプロジェクターで映し出され、第56次観測隊の越冬隊として派遣されている及川欧隊員(51)らが、気象や通信などの分野で働く隊員の活動を紹介した。