労働災害防止を啓発しようと建設現場のパトロールが10日、松山市古川南3丁目の松山外環状道路であった。建設業労働災害防止協会愛媛支部や愛媛労働局などの約20人が、高所からの転落防止策などを確認した。
 愛媛支部は野球用語のノーダウン(無死)にちなみ、建設事業の死亡災害をなくそうと繁忙期の1~3月に建設事業ノーダン運動を展開している。1958年から毎年パトロールを実施。10日は、県内28現場で124人が参加した。
 労働局によると、2014年、県内での建設業の労災発生は178件で前年比16件減。死者は2人だった。