加茂川で「冬至水行」 西条・極楽寺
愛媛県西条市大保木の極楽寺で22日夜、加茂川に入って身を清める「冬至水行」があり、県内外から集まった約70人が冷たい川の中で来年の無病息災や家内安全などを祈っていた。
水行は30年以上続く恒例行事で今年は19年に1度、冬至と新月が重なる「朔旦冬至(さくたんとうじ)」。
参加者は極楽寺で読経をした後、「六根清浄」を唱えながら加茂川まで移動。男性はふんどし、女性は白衣で願いごとを書いたお札を挟んだ梅の枝を手に、身を切るような冷たさの水に肩までつかって約20分間、般若心経を唱えていた。
西条農業高校2年の山内大輝君(16)は「入ったときは寒いけど、ちょっとしたら感覚がまひして温かく感じた。来年は人間性がもっと成長し、柔道でも結果が出せるようにしたい」と震えながら語った。