モンゴル出身力士の時天空関(時津風部屋)が3日、知的障害のある児童生徒らが通う愛媛県東温市見奈良のみなら特別支援学校を訪れ、小学部から高等部までの約340人と相撲などを通して楽しく触れ合った。
 本物の力士と対面した子どもらは興奮を隠せない様子で、食生活など次々と質問。「まわしをつかむときはどの指に力を入れますか」という問いに、時天空関は「鋭い質問だね」と驚き、「小指からまわしを取れとよく言われる」と答えた。
 時天空関との取組もあり、生徒らは相撲用のマットの上で思いきり懐に飛び込んで、関取の大きな手を力いっぱい押すなど奮闘。土俵を囲んだ仲間から大きな拍手を受けた。子どもらは交流のお礼に授業で作った焼き物やカレンダーなどを贈った。