第64回秋季県展(愛媛県美術会、愛媛新聞社など主催)の前期展が18日、松山市堀之内の県美術館南館で始まった。日本画、彫刻、工芸、書道の4部門の入賞・入選作と同会会員の作品計1096点を展示している。25日まで。
 開展式では、同会の秋山一夫会長が「入選、入賞作はレベルが高く見応えがある。中高生など若い力にも注目して見てほしい」とあいさつ。テープカット後、出品者や県展ファンらが次々と入場し、作品について語り合ったり写真を撮ったりしながら鑑賞を楽しんでいた。
 工芸部門に初出品した松山市越智1丁目、神野房子さん(73)は「入選できてうれしい。他の作品も見て刺激をもらいたい」と笑顔を見せた。
 後期展は29日~11月6日に開催し、洋画、版画、写真、デザイン部門の計873点を展示。その後、県内5カ所で移動展がある。