劇団四季のミュージカル「人間になりたがった猫」の公演が12日、愛媛県今治市玉川町摺木のグリーンピア玉川であり、同市と上島町の小学6年生計約1400人がプロの華やかなステージを堪能した。
 ミュージカルは、言葉を話せる猫が飼い主の魔法使いに人間の姿に変えられ、数々の危機に見舞われながらも、仲間との助け合いを通じて思いやりの心や信じ合う喜びに気付くストーリー。
 児童はステージで繰り広げられる華麗なダンスや響き渡る歌声に圧倒されながら見入っていた。大三島小の児童(12)は「劇は苦手と思っていたけど、おもしろかった。火事の時の助け合いをきっかけに最初は敵だった人と仲間になるのが印象に残った」と話した。