初咲きレンゲ 休耕田彩る
愛媛県西条市河之内の棚田で、地元の天川集落の住民が2015年に初めて種をまいたレンゲが休耕田0.5ヘクタールを彩っている。29日は「レンゲまつり」が始まり、市内から家族連れが訪れ、のどかな風景を楽しんだ。まつりは5月8日までで、連日午前9時~午後6時ごろに石窯で焼いたピザや焼き芋の冷製デザートなどを販売する。
天川集落は大明神川の上流域にあり、西部の尼ケ谷には65枚の棚田(2・2ヘクタール)が連なる。レンゲまつりは住民有志でつくる「天川棚田保存会」が初めて開催。11年から本格的にコスモス栽培を続けており、土壌の肥沃(ひよく)化や景観美化などのため15年8月にレンゲの種10キロを一緒にまいた。5月中旬ごろまで楽しめそう。