地元産の温州ミカンや中晩かんを凍らせた「とのえアイスみかん」などの製造販売を手掛ける愛媛県西予市明浜町渡江地区の住民グループ「渡江から一歩を踏み出す会」(浜木由規雄会長)が10日、中村時広知事に商品を届け、地域活性化への思いから始まった6次産業化の取り組みを報告した。
 同会によると、冷凍ミカンの開発に総務省の「過疎地域等自立活性化推進交付金」を活用。最新の急速冷凍機械を導入し、地域の空き家を工場代わりにして製造している。
 今年4月に市内のイベントなどで販売を始め、好調な売れ行きという。現在は地元の道の駅や松山市の土産物店などでも販売しており、県外への販路拡大も検討している。