内子町広報誌、大臣賞 取材などで丁寧に声拾う
愛媛県内子町臼杵地区の三島神社秋祭りで十数年途絶えていた「おねり」と獅子舞が2014年10月、愛媛大生19人の手を借りて復活した様子を特集した町広報誌「広報うちこ」の同年12月号がこのほど、全国広報コンクールの広報誌町村部門で特選に当たる総務大臣賞を受賞した。
主催した日本広報協会は「伝統文化継承が地区や町にどんな意味があるか追求した作品。大学生と地域の相互作用をリポートしている点もいい」などと授賞理由を説明した。
12月号は、愛媛大生が行事を終えてポーズをとる姿が表紙。「大学生がくれた地域の元気」の見出しで、地域文化を研究し、残そうとする学生と住民の声を7ページにわたり丁寧に紹介している。祭り当日の豊富なカラー写真も鮮やかだ。