愛媛県内のほとんどの公立中学校で11日、入学式があり、新入生が希望を胸に校門をくぐった。県教育委員会によると、2016年度の新入生は約1万1300人。
 創立70周年の鴨川中学校(松山市鴨川2丁目)では学校のイメージキャラクター「かもも」の着ぐるみが新入生を出迎えた。
 式で越智誠二校長は「楽しく充実した学校生活は協力や励まし合い、認め合いによって実現できる。人の苦しみ、痛みが分かる心の温かい人になってほしい」とエール。新入生代表(12)は勉強や行事、部活動などへの期待感を語り「新たな出会いを通して自分自身の可能性を広げ、成長したい」と誓いの言葉を述べた。
 生徒会長(14)は「生徒が中心となって行事をつくり上げ、達成感や充実感を今まで以上に感じられる」と学校の魅力を紹介した。
 県教委によると、11日は県内130校のうち115校で入学式を実施。2校は入学生がいなかった。