愛媛県八幡浜市北部に位置する日土町野地地区の民家に咲いたシバザクラを一般公開する「芝ざくらまつり」が18日始まり、ピンクや薄紫、白など淡い春色の花が訪れた人の目を楽しませている。19日まで。
 山里の美しい風景を見てもらおうと、地元の住民グループが岡田チサコさん(83)方などの庭で2011年から企画。岡田さんは約25年前に知人から1株のシバザクラを譲り受け、約800平方メートルにわたって咲き誇るまでに育て上げた。
 「よう、きなはったなあ」―。花とともに岡田さんらの笑顔がお出迎え。まつりのメーン会場である旧日土東小学校(日土町)から出ているシャトルバスを降り立った行楽客らは「うわー、きれい」「ここまで育てるのは大変やろねえ」などと声を上げながら、花に見入っていた。