愛媛県が八幡浜市で建設を進めている地域高規格道路「八幡浜道路」(郷―大平、3・8キロ)のうち「千丈トンネル」(郷―松柏、1809メートル)が7日、貫通した。八幡浜道路の工事進捗(しんちょく)率は、事業発注ベースで55%となった。
 千丈トンネルは2012年11月に郷側から掘削を開始した。事業費は約41億円。西隣に松柏トンネル(1090メートル)を建設予定で、道路全体の開通は18年度末を目指している。
 7日、松柏側のトンネル抗口で貫通式があり、県や市、工事関係者、地権者ら計60人が出席。県八幡浜土木事務所の飯尾啓介所長が最後の発破ボタンを押して貫通させ、出席者が鏡開きで祝った。