10月の秋祭りを前に、愛媛県松山市北条地区の大町区が約50年ぶりに「子どもだんじり」を新調した。13日にお披露目し、地元の子どもたちに故郷への愛着を持ってもらおうと願いを込めた。
 子どもだんじりは、区内の子どもの減少で管理や運行が難しくなったことから15年ほど前に使用を中止。よりサイズの小さいだんじりで祭りに参加してきたが、ここ数年で若い世帯が増えてきたのを機に新調した。
 高さ3メートル、幅1.2メートルのだんじりは重さ400キロで、小学生を中心に30人ほどがかき手となる。お披露目会では子どもらがだんじりに乗り、鐘を鳴らしながら堂々と区内を練り歩いた。
 北条の秋祭りは10月9~12日で、10日は北条地区の子どもだんじりが一堂に会しパフォーマンスを披露する。