愛媛県今治市の来島海峡で25日午後、クジラ1頭とイルカ数十頭が相次ぎ現れ、釣り客らを驚かせた。今治海上保安部などによると、陸地に近い同海峡でクジラやイルカの群れが目撃されるのは珍しい。
 クジラは正午すぎ、波方町波方の大角鼻沖約300メートルに出現。遊漁船を操業中だった村越健二さん(37)はしぶきが上がったのを見て「まさか、クジラがいるわけない」と思ったが、5分ほどして海上に全身が現れ確信に変わった。体長は10メートルほどだったという。