砥部焼の後継者を育てる砥部焼陶芸塾の修了式が16日、愛媛県砥部町大南の砥部焼協同組合であり、2013年度に門をたたいた10期生3人が2年間の課程を終え、感謝を胸にさらなる精進を誓った。
02年に始まった塾は、町の委託で組合が運営。13年度から1年間の開講期間を2年間に延長し、より深い指導ができるようにした。塾生は町内の窯元から直接指導を受け、成形や絵付け、歴史などを幅広く学んだ。
式では、佐川秀紀町長が「砥部焼を愛し、発展のため頑張ってほしい」と修了証書を授与。
砥部町大南の砥部焼伝統産業会館では、塾生が手掛けた計約530点の作品を集めた展示会を29日まで開催中。月曜休館。