匠(たくみ)の技が光る食器やつぼなどを展示販売する「砥部焼伝統工芸士会展2015」が、愛媛県砥部町大南の砥部焼伝統産業会館で開かれている。16の窯元が約220点を出品しており、訪れた人たちが個性豊かな作品をじっくり鑑賞している。25日まで。
 会館によると、33回目の今年は、湯飲みやおわんなど日常使いできる品が多く集まった。赤や金色で絵付けした鮮やかな置物、ツバキを描いた季節感のある器など、目にも楽しい作品が並ぶ。取っ手の付いた香炉や電灯がさといった珍しい作品もあり、会館職員の菰田美幸さん(48)は「手軽に手に取れるものも多い」と話す。