四国電力が伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の原子炉を12日にも起動させ、再稼働する方針を固めていることが4日、関係者の話で分かった。当初は7月下旬の再稼働を目指していたが、1次冷却水ポンプのトラブルなどで日程がずれ込んでいた。
関係者によると、原子炉を起動後、13日には核分裂反応が安定して持続する臨界に達し、発送電開始は15日ごろの見通し。
四電は5日に原子炉の起動の日程などを公表する予定。県は4日までに四電から日程についての報告を受けたとし「原子炉起動に当たっては現地で職員を立ち会わせる」とした。