伊方3号再稼働 来月11日にも
四国電力が伊方原発3号機(愛媛県伊方町)を8月11日にも再稼働させる方向で調整していることが29日、関係者への取材で分かった。1次冷却水を循環させるポンプのトラブルで、再稼働の時期が遅れていた。
関係者によると、四電は7月中にポンプの部品交換を終え、8月上旬に調整運転をして正常に作動するかどうかを確認。問題がなければ再稼働に向けた最終盤の作業を再開する。順調に進めば、同11日にも原子炉を起動させることができるとしている。
7月17日、ポンプ内を洗浄するための純水が過度に漏れるトラブルが判明。四電は26日に予定していた再稼働をずらした。四電の佐伯勇人社長は28日の会見で「今後も安全第一でやっていく」と話した。