国の原子力規制委員会は19日、5月から実施してきた四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働の前提となる「審査書案」への意見公募を終了した。規制委は寄せられた意見を精査し、審査書案に不備がないと判断すれば、新規制基準に適合しているとして合格証に当たる審査書を決定する。
規制委は5月20日の定例会合で伊方3号機の審査書案を了承し、公表。翌日から30日間、インターネットや郵送、ファクスで科学・技術的意見を公募していた。規制委事務局の原子力規制庁によると、18日までに約2500件の意見が寄せられた。寄せられた意見は審査書決定の際に公表し、代表的な意見に関しては規制委が見解を示す。