来年2月から愛媛県産品フェアを予定している伊勢丹マレーシアの湯谷信治社長らが24日、開催内容の協議のため来県し、愛媛県伊予市のかんきつ園地や宇和島市の養殖場を視察してフェアのイメージを膨らませた。
 来県したのは湯谷社長と現地輸入商社ドカの鈴木一郎社長。伊予市双海町上灘のビニールハウスでは、湯谷社長がJAの担当者に栽培管理や選果の方法などを質問。自分でミカンを収穫、試食し「甘くて、みずみずしい」と話した。
 フェアは来年2月下旬~3月上旬、首都クアラルンプールのシンボルでもある超高層ビル「ペトロナス・ツインタワー」内にある伊勢丹KLCC店で実施する。今年5月のマハティール元首相の来県にも同行した鈴木社長によると、期間中に元首相が来店予定。湯谷社長はフェアに向け「これまでの取引で愛媛県の方の思いを感じたので、それに応えるためにも成功させたい」と意気込んだ。