伊予鉄社長に清水氏
伊予鉄道(愛媛県松山市)は25日、取締役会で清水一郎副社長(47)が社長に昇任し、佐伯要社長(70)は代表権のある会長に就くなどの役員人事を内定した。6月25日の株主総会・取締役会で正式決定する。
清水氏は昨年4月に国土交通省を退官し、6月に代表権のある副社長に就任した。トップの若返りと、運輸・観光行政に関わった経験などを生かし、経営基盤強化を目指す。
会見で清水氏は、観光分野を柱に経営を進めるとした上で「グループ全体でお客さまの立場で考え、取り組みたい」と抱負を述べた。
佐伯氏は清水氏の社長就任について「陸海空の運輸事業を熟知している」とし、副社長就任後に取り組んだ市内電車の英語アナウンス導入など「伊予鉄にとって効果が出ている」と評価した。