仙台フィル11日公演、牛鬼や民謡で歓迎 宇和島
宇和島伊達400年祭と、仙台市と愛媛県宇和島市の姉妹都市締結40周年を記念して開く仙台フィルハーモニー管弦楽団の宇和島公演(11日、南予文化会館)を前に、歓迎式典が10日、同市弁天町1丁目の道の駅「きさいや広場」であった。仙台市から団員ら約70人が来訪。宇和島市職員らが牛鬼の練りなどを披露し、はるばる訪れた一行を盛大に出迎えた。
仙台フィルは、1973年創立のプロオーケストラ。国内屈指の実力を誇り、東日本を中心に全国各地で年間100回以上の演奏活動をしている。宇和島公演では、音楽評論家で指揮者の宇野功芳氏とバイオリニスト佐藤久成氏が共演する。
式では、石橋寛久宇和島市長が「素晴らしい演奏を楽しみにしている」と歓迎。仙台市文化スポーツ部の岩間文貴部長は「震災の際には温かい支援の手を差し伸べてもらい感謝する。今回の公演は多くの人の力で実現した。音楽の力を感じてほしい」と述べた。