今治西監督部員たたく 試合中「双方に体罰認識ない」
秋季四国地区高校野球大会で準優勝した今治西高校の監督が、大会の試合中に部員を平手でたたき、同校が報告書を県高野連に提出することが5日、分かった。
関係者などによると、1日に高松市のレクザムスタジアムで明徳義塾高校(高知)と行った準決勝の試合途中、ベンチ裏に下がり、2年生部員を平手で3回たたいた。試合はテレビで中継され、たたいた場面も放送された。監督は「気合を入れるつもりだった」と話していた。
学校側は1日、事情を県高野連に口頭で報告していたが、学校に問い合わせが相次いだことなどから、事態を重く見て再調査する方針。監督は5日の練習途中から指導を自粛し、練習も打ち切った。6日以降、当面は同校OBらが指導に当たるという。佐々木恵次教頭は「双方に体罰の認識はないと聞いているが、状況を知る上で正確を期したい」と話している。