愛媛県今治市大三島町宮浦の小規模作業所「さざなみ園」にオープン予定のサロンで使う椅子を製作するワークショップが31日、近くの旧大三島中学校であった。通所者や今治北高校大三島分校の生徒ら約30人が力を合わせ、木製の椅子14脚を作り上げた。
 園は精神、知的、身体に障害がある人たちが通う今治市島しょ部唯一の小規模作業所。
 サロンは園の作業室を改修し、通所者と地域住民らが交流できる場として3月のオープンを目指している。準備段階から多くの人が関わることで障害者への理解を深めてもらおうと、2014年9月には今治市出身の画家MAYA MAXX(マヤ・マックス)さんを講師に招き、通所者や住民が作業室の壁をペインティングした。