五角形イヨカンで吉報を 八幡浜の団体、販売へ
愛媛県八幡浜市日土地区の青年農業者グループ「日土橘4Hクラブ」(10人)が2月、五角形のイヨカンを東京都内で初めて販売する。受験シーズンに「合格のいい予感」と、縁起の良さそうな果実を全国発信したい考えだ。
5枚の板を組み合わせた木枠で果実を覆うことで、生育とともに五角形になるという。2014年に地元イベントで1個2500円で販売したところ、受験生の親などから人気を集め、用意した50個をほぼ売り切った。
2年目の今年は、メンバーの園地で約400個を栽培。県と八幡浜市の補助金計60万円を受け、2月に愛媛・香川両県共同のアンテナショップ「せとうち旬彩館」(東京都港区新橋)で販売する。商品化に向けたアンケートも行う予定だ。昨年12月には「五格(ごうかく)いよかん」名で特許庁に商標登録を出願した。