一人でも多くの親に乳幼児の救命法などを学ぶ講習に参加してもらおうと、愛媛県松山市消防局は8日から、女性救急隊員が提案した「命のスタンプラリー」を始める。
 局では、乳幼児への心肺蘇生法や止血法などを学ぶ「パパ・ママ救命講習」と「乳幼児を持つ親のための救命講習」を各年6回行っているが、2014年度はいずれも定員を下回っている。
 ラリーは、講習に参加するともらえるスタンプ数に応じてプレゼントが贈られる仕組みで、子どもを救えなかった母親が号泣する現場を経験した松山西消防署の宮浦織消防士(26)が提案した。
 カードは1歳6カ月児健診までと3歳児健診までの2種類で、母子手帳交付時に配布。掲載されている講習や防災訓練に参加するとスタンプが押される。
 問い合わせは同局警防課=電話089(926)9227。