久万高原町が課税ミス 固定資産税など過大算定
久万高原町が、2015年度の固定資産税と国民健康保険税の課税額を計約1100万円過大に算定し、町民に通知していたことが2日、愛媛新聞の取材で分かった。
町によると、6月末現在で判明している過大算定額は固定資産税が1535件984万6900円、国保税が310件128万9100円。7月上旬に確認作業を終わらせ、過徴収分は7月以降分を減額して調整する。固定資産税を一括納付している場合は還付処理をする。
課税額の算出を委託している業者が、固定資産税の算定基準となる資産の評価額を更新する際、減額のあった家屋約2000棟についてシステム処理を誤り、更新前の評価額を基にしていた。国保税は、固定資産税額を基準にしており過大に算定された。町も最終確認をしていなかったという。6月上旬、町職員が課税状況に関する県への報告書類を作成した際、誤りに気付いた。