愛媛県久万高原町本組の農林業、黒木道夫さん(67)方の水田でこのほど、体が黄色いオタマジャクシ2匹が見つかり、同町若山の面河山岳博物館が飼育している。博物館の岡山健仁学芸員(48)は「金色に見えて縁起がいい。うまく餌付けができれば一般にも公開したい」と話している。
 黒木さんによると、6月中旬に水田で除草作業をしていた際、水中を泳ぐ黄色いオタマジャクシの姿が目に入った。「珍らしい」と直感した黒木さんは素早く捕獲。専門家に飼育を委ねるため、博物館に寄贈したという。
 博物館によると、2匹は8日現在、体長1.6センチのカエルに成長している。不完全なアルビノ(色素欠乏症)とみられるという。