丹原高女子3人、測量競技2年連続優秀賞
10月に群馬県であった第66回日本学校農業クラブ全国大会の平板測量競技会で、丹原高校(愛媛県西条市丹原町願連寺)の女子測量チームが昨年に続き、最高賞に次ぐ優秀賞に輝いた。頂点には一歩及ばなかったものの2年連続の全国優秀賞受賞。3人のチームワークと精密さで勝ち取った。
チームは、まとめ役で3年の近藤楓花さん(18)と妹で2年の妃萌(ひめ)さん(17)、3年の渡部あかりさん(18)。卒業した1人を除いて昨年と同じメンバーだ。
測量技術の基礎となる平板測量の競技会は、複数のくいの位置を測量して図面にし、つないだ線の内部面積を計算。製図の正確性と、2通りの方法で算出した面積の誤差の少なさで競う。
今年は5月ごろから面積の計算練習を毎日続け、野球部がいない日はグラウンドで平板や巻き尺を使って実測。昨年は全て借り物だった機材も、自前のものが増えた。
渡部さんは「チームで協力して喜び合える良さが分かった」とかみしめ、妃萌さんは「後輩にはぜひ全国で優勝してほしい」と期待を込めた。