愛媛県議会自民党の会派分裂を巡り、自民党と新会派「自民党志士の会」に所属する県議計5人が8日夜、東京都港区のホテルで県選出国会議員との意見交換会に臨んだ。分裂の影響を懸念し、挙党体制構築を求める国会議員側の要請を受けて開かれた。出席者の説明では、国会議員と両会派は話し合いの継続で合意したが、県連人事については平行線をたどったという。
 8日午後8時からの意見交換会は約4時間に及んだ。出席者によると、両会派が分裂に至った経緯を説明。国会議員側は、県連を割らないよう強く要請した。会合後、山本順三氏(参院選挙区)が報道陣の取材に「(両会派の対立は)根深いものがあるが、未来志向での立て直しに主眼を置いて議論した。考え直す余地がないか持ち帰って協議し、良い答えを出してほしい」と話した。