愛媛県いじめ防止対策指導者研修会が8日、県庁であった。不登校の児童生徒の訪問活動などに取り組む開善塾教育相談研究所(埼玉)の金沢純三顧問は講演で、「不登校とひとくくりにせず、その子がなぜ休んでいるのかを想像し、一人一人の背景を理解することが大切だ」と訴えた。
 金沢氏は、いじめから不登校に至る割合は高いと指摘。いじめを認知するため、教員は感度を上げて子どもが発するサインを受け取るよう求めた。教員が主導するいじめも存在するとし、注意を呼び掛けた。