26日に相模原市の障害者施設で発生した殺傷事件を受け、愛媛県警松山東署は28日、松山市の救護施設で不審者侵入対応訓練を行い、職員約30人に「警察官が来るまでできるだけ時間稼ぎをして」などと伝えた。
 昼間を想定した訓練では、職員が入所者の安全を守りながら、押し入ろうとする不審者役の署員をほうきなどで防いだ。
 同事件の犯行時間が未明だったことから、夜間を想定した訓練も実施。見回り中の職員2人は施設内をうろつく不審者役を発見すると別の職員に助けを呼んで通報、警察が来るまで刺股を使って不審者役の動きを止めた。