不審者の侵入時などに備えてもらおうと松山南署などは23日、愛媛県東温市田窪の県立しげのぶ特別支援学校で護身術の講習会を開き、教員約100人が生徒や自分の身を守るすべを学んだ。
 署の生活安全課員が、校内に備え付けの刺股を有効に使う方法のほか、椅子や傘などの備品も防犯に活用できると紹介。「目の前に近づけられると目がくらんで嫌」など犯人側の視点を署員から学び、不審者役の署員を6人で撃退する訓練を行った。県警本部の防犯担当者が、腕をつかまれたり後ろから抱きつかれたりした際の対処法も説明した。