三瓶住民、業者に決議文 西予・産廃施設
愛媛県西予市宇和町郷内地域で民間業者が稼働準備を進める産業廃棄物焼却施設から基準超えのダイオキシン類が検出された問題で、隣接する三瓶地域の住民らが17日、廃棄物処理業者「南予エコ」(高田博文社長)に施設の稼働停止と廃炉を求める決議文を提出した。
住民らでつくる「三瓶の水を守る会」(松木泰会長)や地元の水利組合などの連名。
同市宇和町伊賀上の同社には、住民ら約100人が訪れ、松木会長から決議文を受け取った高田社長は「心配をかけた。(基準超えの)原因はまだ分からないが、誠意を持って対応する」と話した。
住民らは17日、県や市にも今回の問題について説明することなどを求める申し入れ書を提出。松山、西予両市の中心部でデモ行進した。