一遍さん湯加減は? 新聞紙で巨大オブジェ
一遍さんがザブーン―。愛媛大と松山大の学生らが新聞紙で制作した、鎌倉新仏教の時宗を開いた一遍上人が道後温泉に漬かる巨大オブジェの展示が22日、愛媛県松山市大手町1丁目の愛媛新聞社1階ロビーで始まった。
「手を動かしてものを作る楽しさを感じよう」と二つの大学の学生が連携して昨年11月、ワークショップを開催。埼玉県在住の造形作家・関口光太郎さんを講師に招き、子どもやお年寄りなど地域の人たちも参加して2日間でオブジェを仕上げた。
松山市道後湯月町の宝厳寺で生誕したとされる一遍上人がモチーフで、大きさは奥行き約5.5メートル、幅約4.4メートル。湯船に横たわりリラックスした表情の顔や大きな手足は、大量の新聞紙を約10色のガムテープで張り固めて立体的に表現している。