ヨーロッパ女子数学五輪 愛光高2年荻田さんが「金」
愛光高校(愛媛県松山市衣山5丁目)の2年荻田真矢さん(16)が4月、ベラルーシであった「ヨーロッパ女子数学オリンピック(EGMO)」で、世界の上位12人に与えられる金メダルを獲得した。「きれいなことが数学の魅力」と語る荻田さん。16日には松山市役所でかがやき松山大賞を受賞し、「もっと力をつけて来年も金メダルを取りたい」と前を見据えた。
EGMOは、2012年に始まった女子高校生対象の数学オリンピック。荻田さんは銅メダルだった14年のトルコ大会に続く出場。83人が参加した14年11月のEGMO国内予選と、15年1月の日本数学オリンピック予選を経て、2年連続で日本代表の4人に選ばれた。
4月16、17の2日間の大会には、世界30カ国の予選を勝ち抜いた数学が得意な109人が出場した。2日間の計9時間で、柔軟な発想力やひらめき、緻密な論理構成などが求められる超難問6問に挑戦。荻田さんは42点満点中26点を獲得し全体で11位の成績を収め、日本代表では唯一の金メダルを受賞した。