地域資源を生かした起業や販路開拓を目指す人を応援する「南予の企業組合まつり」が25日、愛媛県宇和島市弁天町1丁目の道の駅「きさいや広場」であった。地元産品を使って開発した弁当やワインなどが並び、家族連れらの目を引いていた。
 2013年度の「組合サミットin宇和島」の第2弾として県中小企業団体中央会が開催。個人が資金や労力を出し合って事業を行う企業組合は14年3月末現在、県内に18団体、うち南予には16団体がある。
 まつりには宇和島市と内子町の9企業組合が出展。「津島あぐり工房」(宇和島市)が販売した、どぶろくを練り込んだ「なっそまんじゅう」は、1時間で売り切れるほどの人気だった。「いわまつ」(同)理事の居村精則さん(53)は「今後も週末のイベントでの出店を継続するなどして商品の知名度を上げたい」と話した。